地球の歩き方などには載っていませんが、廈門を訪れる中国人観光客の間ではかなりメジャーな観光地、曾厝垵 ZengCuoAnをご紹介します。
まず曾厝垵の読み方ですが、グーグル翻訳ではCengCuoAnとなっていて、実際iPhoneの簡体字入力でもCengCuoAnと打つと曾厝垵と変換されるのですが、バス停のローマ字表記を見ると、ZengCuoAnが正解のようです。ZengCuoAnと入力しても曾厝垵と出るので、中国語としてはどちらの読み方もあるようです。
ちなみに、知らずにバスの運転手にCengCuoAnに行きたいと言っても、「ん?どこそれ?」という反応でした。


ローカルな雰囲気の曾厝垵
さて、そんな曾厝垵。元は海辺の小さな漁村だったそうですが、現在は民宿や小吃店が並ぶかなりベタな雰囲気の観光地になっています。
わかりやすく言うと、コロンス島の繁華街部分を切り取って持ってきたような感じでしょうか。夏場は民宿に泊まって海水浴を楽しめるため、若者で賑わうようですが、真冬の曾厝垵は土産店や小吃店だけが並ぶ不思議な街でした。賑やかなんだけど、なぜ賑やかなのかがよくわからないという。。
夜が盛り上がるようなので、海辺の夜市のような感覚で楽しむのがよいのかもしれません。


曾厝垵へは中山路からバスで一本。海沿いに胡里山炮台などを通過して南に行った位置にあり、地図だと遠そうに見えるかもしれませんが、だいたい20分ぐらいで着きます。
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バス停を降りると、デザイナーズな感じの真新しい歩道橋があり、「鄙びた漁村」という風情はゼロです。
曾厝垵の街の入り口には案内マップが設置されていますが、ぼんやり見ていると客引き的な人たちがわらわらと寄ってきました。みな「どこに行くのか?」と聞いてきますが、不要不要で返していたため、何の客引きだったのかは不明です。
お店のラインナップとしてはほぼコロンス島と同じで、海鮮系の食堂が中心ですが、そのほかに廈門名物の真珠が真珠貝のまま売られていたり、ファンシー雑貨屋のようなお店もあったり、全体的に若者向けっぽい印象でした。






と、お店がたくさんあって賑やかではあるものの、訪れたのは朝10時ぐらいだったため、何かを食べるにはまだ早く、少しだけお土産を買って、1時間ほどで退散しました。
夏場に民宿に泊まってビーチで遊び、夜は居酒屋でゆっくり、みたいな過ごし方だと楽しそうですが、冬の朝イチに来るとこではなかったな、、