廈門島最大の見どころと言えば南普陀寺 NanPuTuoSiです。お寺の見学の気分で訪れたら、じつはガッツリ山登りだった、という記事です。歩きやすい靴で訪れることをおすすめします!
福建省有数の古刹、南普陀寺
南普陀寺は唐の時代に建立された1000年以上の歴史がある由緒正しいお寺です。ただ、建物を見る限り、そこまで古い感じがしないのは、文化大革命の時代に破壊され、1980年に再建されているためです。
ハードとしては新しくても、修行僧や真剣に礼拝する人々の姿を見ると、信仰の場としての歴史の重みを感じます。というか、中国人は無宗教で現実主義なイメージでしたが、みんなちゃんとお祈りしているのが意外でした。日本人もたいして信仰心はないけど寺や神社にお参りはするので、似たような感じなのかもしれません。
↓南普陀寺の場所はこちら
なお、南普陀寺は廈門大学のすぐ近くにあるので、バスで行く場合、最寄りは厦大 XiaDaになりますが、厦大西村 XiaDaXiCunのほうが本数は多いので、どちらでも問題ないと思います。




厦門の街を一望できる五老峰
南普陀寺の裏手には、お寺の延長として五老峰という山がそびえています。「佛」の文字が刻印された巨岩など、見どころが点在しているため、順路に沿って階段を上って行くのですが、なかなかゴールが見えてきません。
最初のゴールっぽいところとして、コロンス島の日光岩のように大きな岩の上に設置された展望台があります。ここからの眺めも十分素晴らしいのですが、これはまだ序章に過ぎず、ここからいよいよ山登りがスタート。





途中何度か「さすがにここがゴールかな?」という展望スポットがあるのですが、その度に期待は裏切られ、果てしなく頂上まで階段が続きます。本当の頂上には東屋があり、看板なども設置されています。よくわからないのですが、厦门园林植物园 XiaMenYuanLinShiWuYuanの入り口もありました。
頂上からの眺めはたしかに絶景ではあるものの、南普陀寺の観光の気分で登るには少々ヘビーでした。4歳の息子は逆にアスレチックみたいな感覚でテンション上がってましたが、大人はすっかりヘトヘトに。。

南普陀寺名物の精進料理(素菜)
南普陀寺のもう1つの魅力は精進料理です。南普陀素菜馆 NanPuTuoSuCaiGuanという精進料理のレストランがお寺の隣にあります。
入り口は山門のような門構えで、中庭を囲んで建物が並んでいて、一見するとレストランという雰囲気ではありません。中国でありがちな、めんどくさそうなシステムの予感を抱えつつ、正面の建物に入ると、案内係がいるわけでもなく、やはりレストランっぽくはありません。


さらに奥に進むと、円卓が並ぶ結婚式場のような広い部屋があり、一瞬ツアー客専用の部屋に紛れ込んでしまったのかも?と思いましたが、ようやく服務員の案内があり、どうやらここがレストランのようでした。
メニューはコース料理と一品料理がありますが、料理名を見てもさっぱりわからないので、無難に一番安いコースを注文してみました。5品で228元なので、街の食堂の相場からすると相当高いですが、観光地価格なのでまあ仕方ありません。



なお、ネットを見ると、料金は入り口で先払い制という情報もありましたが、私たちはテーブルチェック制でした。本当にそれが正解だったのかはわかりませんが、特にモメることもなかったので、たぶん正解だったんじゃないかと思います。
2018年7月13日
はじめまして。ブログ、拝見しました。
明日から厦門に行くのですごく勉強になりました!